OUR STORY
世の中にこんなたくさんの規格外の野菜や取れすぎてしまった野菜が捨てられていることを知ったのは2年前のこと。
自分ができることはないだろうか?
私にできることは料理を作ること。
そうだ、そんなかわいそうな野菜を使った食堂を作ろう。
みんなにお腹いっぱい食べて欲しいから食べ放題。
それも格安ワンコインで。
そんな思いから始まった「とかいなか食堂」
とかいなか食堂の野菜の仕入れの関係で出会ったマリポ農園。
生産量も種類も少ない零細農家。
でも、無農薬で土作りにもこだわった丁寧な野菜作りをしていた。
いつも人手が足りなくて、買出しついでに作業を手伝った。
正直、農業ってこんな大変だとは思わなかった。
半日やっただけで翌日身体中の筋肉痛と足腰の痛みが襲ってきた。
でも、サンサンと照りつける太陽の元で汗びっしょりかいた後、
畑で収穫したての野菜を使ったお昼ご飯の味は、これまで食べたどんなご飯よりも美味しかった。
食べる環境、食材への思い、一緒に食べる大好きな仲間たち、
そんなのがトータルで作られるんだなぁと実感した瞬間だった。
そうだ、そんな食堂を作りたい。いや食堂じゃない。
食事もできる居場所といったほうが近いのかな。
自分や自分達が安心安全で美味しく健康に食べられる食事。
ベントエマーレのシェフとしてのイタリアンとデザート。
畑を見渡せるカンター席、大地を感じるオープンテラス、
切り株のイスとテーブルでキャンプ気分。その日の気分に合わせたスタイルで。
小さなお子様でも安心して食べられて周りも気にしなくても大丈夫。
子供を外で遊ばせながらゆっくりカフェタイム。
お父さんはゆっくり太陽の下でビールなんていいかもね。
アオゾラのもと、緑に囲まれた畑で食べるごはん
「アオゾラ畑の台所」始まるよ。
オーナーシェフ 中西 和之